私たち個別学習工房の小学生の夏期講習は「あいキャン」という指導要領準拠の無学年進級式教材を中心に行います。
そのスタート級は生徒別に個別に決めるのですが、毎年のことながら分かることは、
指導要領各学年1学期末相当の学力のある生徒はほぼゼロであり、1学年分遅れはごく当たり前という、驚くべき実態です。
では私たちの講習生たちがそれほどの落ちこぼれ集団なのかといえばそうではなく、一学期の成績はクラスのトップレベルである生徒たちがかなりいます。
その生徒たちの話では、そのようなことはまだ学校で習っていないと口をそろえて言います。
つまり各小学校の授業進度が、指導要領が標準とするものに比べて大幅に遅れているのです。
私たちの講習だけでは1~2学期分は取り戻せますが、とても1年分以上は進めません。
特に深刻なのが小6生たちです。半年後は中学生。当然、中学校の授業は中学課程の教科書で進められます。
小学課程でパスされた大幅な学習内容のハンディを負ったままで中学課程に突入させられるとは、かわいそうではありませんか!
よく問題になる中学校での大量の落ちこぼれの根本原因がここにあるのではありませんかね。
多くの講習生たちが9月以降も引き続き受講継続をして、中学校への進学までにこのハンディを無くすべく頑張ることになりました。
頑張れ小学生諸君!
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