今の時期から各塾の夏期講習チラシが山のように折り込まれてきます。よーく注意して各塾のその費用総額を計算確認してみてください。安くて約5万円前後、10万円前後は普通、(表面的な説明は別として)15~20万円前後もそれほど珍しくはないと気づかれると思います。
なぜそれだけ高額の講習費用を保護者が支払われるのでしょうか?
塾からのすすめ・チラシやうわさでは効果がある(らしい?)、知り合いのお子さまの保護者たちがその塾の高額コースに申し込んだ(らしい?)、因果関係の真偽は不明だが今春の上位校合格者たちは夏期講習受講者だった(らしい?)・・・など。(それらはあなたのお子さまとは直接関係なしでは・・)
長年、塾にかかわってきた経験から言えば、この夏期講習(バブル?)傾向は全く変わっていません。塾側は年に一度のかきいれ時なのです。この講習費用収入で年間のかなりの出費を賄うのです。
塾業界は、そうなっているのです。
いくら高度な講義を長時間聞かされても、初めて見る学校のテストや入試問題の解答として、講義で聞かされた知識を、問われている内容に適切にアウトプット出来なければ全く無意味なのです。
塾の授業の中心は、過去に出題された入試問題やその周辺問題の解説です。しかし出題者である各校の入試担当者は、過去にどこかで出題された問題を、うっかり見落とした場合以外には絶対に出題しません。学校を代表する出題者としての勝負がかかっているのです。丸暗記は過去の話です。
要するに「全く新しく見える」問題を、自分で考え、まとめ、答案にアウトプットする力次第なのです。難易度よりも確実に答えることが求められますので、知識の詰め込みよりもアウトプットの仕方を主テーマとする夏期講習こそが効果のある講習であると言えると思います。
その本来の効果を出す講習会に要する費用、それを保護者のみなさまに判断して頂きたいと思います。首記したような高額な費用には、まずならないと思います。そして、見かけではなく、本当の効果が見込め、妥当な費用である塾を選んで下さい。
私たちは2~3万円以内でも毎日通って頂ける、アウトプット中心の夏期講習に挑戦しています。
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