部活での試合などで相手の動きや自分たちの対応策が「ピンとくる」ことがありますが、これはいわゆる「やまかけ」ではなく、訓練で反射的な潜在的対応力となったものでしょう。
よってそこには一般的表面的な意識では法則性は見つけ難いものですので、ピンときた本人さえもが「偶然とか、やまをかけた、ひらめいた」などと表現するしかないものが多いようです。
この能力は「セレンディピイティ(serendipity)」と呼ばれ、「偶然発見する才能」などと表現されていますが、これも徹底的に鍛えられた選手たちが大舞台となる大会などで「練習したこともない技が出た」「そこに伸びる一本の光の線が見えた」などと言って発揮する才能だと思われます。
つまりこれも偶然ではなく「訓練で脳が鍛えられることでできる究極のイメージ力」であり、「脳を総動員して発揮する集中イメージ力」と「瞬発的に反応する訓練された力」だと思いますね。
そこが幼少期でしかできない「そろばん脳のイメージ力」よりはるかにレベルが高いイメージ力ですが、脳が何かで集中力を発揮する部分はほぼ共通で、そろばんは「集中力トレーニング」ですので一流スポーツ選手に「勉強家でそろばんの達人が多い」ということも聞きます。この点もチェックしてみて下さい。
セレンディピティとまではいかなくても、中学校で部活をやるなら徹底的に、ピンとくる集中脳ができるまでやる。それには運動部なら試合に出られるレベルまでやる。文化部なら発表会。
部活の目標は、試合や発表会に出してもらえるまでやることだ。試合や発表会にでれば、なにかピンとくるものを感じる体験をよくするものだ。
そしてそれを受験勉強に直結させられる生活パターンとスケジュール管理・勉強をすれば両立する。
そのためにはそれが指導出来る塾に入塾する。建前で塾を選ばないこと。時間帯や学習内容が固定されている塾ではまず無理。
両立できれば高校以降の人生は輝く。その絶好の条件や舞台が部活生には与えられているのですよ。
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